腕を伸ばす

選手の皆さん

4月27日(月) 朝

 スイング100

 4月27日(月) 昼

 雨が降ってきた。

 今のうち。 スイング100

 

去年の夏休みのある日、

グラウンドで練習があり、

この春転勤されてしまったS先生と

しばらく野球のバッティング談義。

S先生のお知り合いに

プロ野球関係の方がいるらしく、

その方が言っていた話とのこと。

「腕を伸ばしきったところが、

    いちばん力が伝わる」

正確に記憶しているわけではないが、

伝えようとされていることはわかった。

打撃のような体の動きの場合、

バットの重さを生かし、

打者から見て投手寄りで球を捉える方が、

球威に負けず、強く押し込むことができる。

選手の皆さんなら、だれでも想像がつくはずである。

でも、これがなかなか難しい。

 

腕を伸ばしてばかりでは、

バットはなかなか前に出てこず、

いわゆる大振りのような軌道になり、

球を見ずに振ることになる。

とにかくバットを前に出そうとすると、

力のないスイングになってしまう。

 

ではどうすれば?

 

今までいろいろなパーツの話を書いてきた。

そしてそれらは、

それぞれを絶妙なタイミングで

連動させる必要がある。

振る筋力は、振ってつけるしかない。

そして、各パーツのタイミングも、

振って身につけるしかない。

 

むしろ、そのタイミングを習得するために

振り続けるのかもしれない。

 

 

 

「腕を伸ばしきったところ・・・」の話は

腕の使い方の話ではなく、

パーツの連動のさせ方の話だったのかな・・・

 

S先生との話を思い出しながら、

何かを信じながら振り続けた。

それぞれたったの10分