学校からのメールは届いていますか?

保護者の皆様 選手の皆さん

昨日、学校からマチコミメールを配信しました。部活動については、土曜日の練習で伝えた通りです。選手にとっては、「よし、やるぞ!」と思っても目の前で扉が閉ざされるような気持ちだと思います。新人戦は早くても9/25(土)開幕ですが、それもどうなるかわかりません。ただ、夏季大会の結果を見れば、マラソンで例えるならば、我々は先頭集団のはるか後方にいるチームです。どのチームも練習ができないこの期間は、前を追いかけるチームにとっては、かなりのチャンスになります。何しろみんなが立ち止まってくれるのですから。

そうであるならば、我々が立ち止まるわけにはいきません。

全体練習はできませんし、ボールを使った練習もできません。技術の向上を期待するよりも、できることをしぼるべきです。それが筋力アップと柔軟性の向上です。

ただし、絶望的なのがソファーで端末をのぞいている時間です。

夏休み中のわが子を見ていると明らかです。1日に何時間、端末やテレビ画面をひどい姿勢のまま見続けていることでしょうか。これでは柔軟性の向上どころか、体のつくりそのものが悪化し続けることになります。そんなに目を画面に近づけて見るのなら、プランク(「腕立て」ならぬ「肘立て」とも言えるトレーニングの姿勢のひとつ)の姿勢でやればいいと思ってしまいます。

前号で、「新人戦で、選手全員にヒットを打ってほしい」と載せましたが、ヒットを打つために必要なことは、バットを強く振るための筋力と、投球に対してタイミングを合わせることですが、それ以上とも言えるのが視力なのです。

18m先のマウンドから、時速100kmで急速に近づいてくるボールをバットで正確にとらえる視力が不可欠なのです。
jhsiwasakibc.hatenablog.com

私は、この長期の夏休みに加え、活動停止期間が9/12までになったことで、最も心配しているのが、選手たちの姿勢(体幹)と視力です。1日の生活の中で、端末や画面を見ている時間が数時間で、スイングと縄跳びの時間が30分。到底、太刀打ちができない「焼け石に水」のような気になってしまいます。

それでも、焼け石に水をかけ続けるのです。

この文章を書いている今、甲子園では息をのむ逆転、また逆転の好ゲームがラジオから聞こえてきます。モチベーションを上げるには最高の材料です。そういう意味で、他の競技よりも野球は恵まれているということです。スイングと縄跳びを継続するとともに、端末や画面から離れる時間を増やすことができれば、トレーニングの効果は格段にアップします。「やらない」ことで得をするわけですから、いつでもだれでも絶対にできますね。