必ず体の準備を

選手の皆さん 保護者の皆さま

6月26日(金)放課後に、選手がミーティングを行いました。

顧問の三人も同席して、それぞれの選手の思いに耳を傾けました。

 

例年であれば、市総体が開幕し、これまでコツコツ準備してきた練習の成果を発揮すべく、初戦に臨むタイミング。

毎週末に試合が待ち受けて、勝ち抜くごとに気温が上がっていく。

暑さにも慣れ、夏休みを迎えるころに梅雨が明け、決勝トーナメントが始まる・・・はず。

 

今年は、これからようやく練習再開。

梅雨空の湿度は下がらず、日によっては急激に気温が上がり、暑さへの順応は不安ばかり。

そんな状況で、自分のモチベーションをどう整えるのか?

 

選手たちは本音を語り合いました。

本音に正解も不正解もありません。

どの意見もうなずけるものでした。

実際にひたすらうなずいていました。

だれもが野球を楽しくやりたいんです。

でも、それぞれの楽しいは同じではない。

ひょっとしたら本当の楽しさをまだ味わっていない。

勝つ喜びを味わう前に、もっと頑張れと言うのは酷な話で、本来ならば、練習試合で勝つことを通じて、どんどん本気度が増していくはずだった。

本気にならなければ勝てないし、勝たなければ本気になれない。

しかも、本気になっても勝てる保証はない。

だから選手の育成は難しい。

 

2019年の練習試合最終戦2試合(対 玉縄中、六ッ川中)

どちらもどうしても勝たなければならなかった。

どちらかだけでも勝たなければならなかった。

本気度を上げるために、勝つ必要があった。

初めてリードして、「勝てるかもしれない」と浮足立つベンチの様子を今でも思い出す。しかし、それでは勝てないと感じたのも事実だった。

選手たちの本気は、顧問の指導力などはるかに超えてしまいます。

顧問の役目は、選手たちの本気をいかに引き出すかに尽きると言えます。

ただし、選手が陥る「逃げ」「楽」「都合のいい解釈」を否定することも大事ですが。

 

さあ、そんな中で7月1日(水)から練習再開です。

主将からは「やるからには、本当の意味で、楽しく」と。

まったくもって、それに尽きると思います。

選手一人ひとりの能力は違う。その選手なりに一所懸命にプレイする。

それを周りが見抜く。もうすでに、お互いを見抜く力は持っている。

まずいプレイをした選手に対して、周りから「なんだそりゃ!」「それがベストか!」とヤジが飛び、その選手が気を取り直す。そしていいプレイにつながり、周りから「オッケー!」「ナイスプレイ!」と声がかかる。どんな選手でも、そりゃ楽しいです。

ただし、実にシンプルな話だと思うが、これがなかなか難しい。

自分自身がどうしたいのか見失いがちな中学生にとっては、なおさら難しい。

※だからこそ中学生にとって部活動が必要なのですが。

 

私が例えるなら「笑顔の質」

ニヤニヤしながらも、プレイとなったら顔つきが変わる感じ。

ナイスプレイが楽しいのであって、ダラダラとやって(やらされて)楽しいはずがない。

決してヘラヘラしないこと。おしゃべりしないこと。守っている時にグラブを脇で挟まないこと、膝に両手をつかないこと。

選手たちにはこう言いました。

「今までは、ひとたびグラウンドに出たら、『移動は駆け足だ』と。でもこれからはむしろ、(今の選手が置かれた状況や熱中症対策として)『移動で走るな』と言う。ただし、今後ともおしゃべりは無用。」

本来ならやってきたであろう理想にこだわるつもりは一切はありません。ただし、けがや事故につながるような行動は許さない、ということ。声はどんどん出すべきで、会話のない練習ほど無意味なものはありません。「ウォー」とか「ウォーイ」などと声を出すくらいなら「元気出していこー!」「思い切っていこー!」「ナイスバッティング!」「ナイスボール!」と声を掛け合えばいいはずです。おしゃべりしてる暇はないのです。

手抜きに対しては、今後とも厳しく指導します。決して精神論ではありません。けがや事故ににつながるからです。自分のけがだけではなく、相手をけがさせる危険が常にともなうからです。

 

7月1日(水)の保土ケ谷公園軟式での練習はロングティー。

トスは真横から。

今までもこれからも、プレイする選手よりもペア(コーチ)の方が責任重大。

真横から放り投げるのではなく、ミートポイントにフワッと置いてあげる感じ。

楽して引っ張りたくなる選手に対して、都合よく楽をさせないように、ポイントを前に!

打球をとらえるポイントについてのキーワード

「前脚の着地点」

「へその前」

 

毎週水曜日の放課後、保土ケ谷公園軟式で活動します。

保護者の皆さまの見守りについて、今一度ご協力をお願いいたします。お仕事を休んでまでというわけではありません。(雨天中止もあり得ます)ご都合が合えばぜひ、ということです。人の目があれば、子どもは集中してがんばります。けがや事故のリスクは減ります。保護者の皆さまどうしの情報交換の場になれば幸いです。

 

6月28日(日)昼 雨上がり

ウォーキングからのランニング 20分

最初の10分は汗が出ず、いかにサボっていたか痛感した。

汗が出てからの体の不安定さに危機感。

7月1日は、張り切りすぎないように注意する。

選手の皆さんも同じですよ。

【連続跳び】

いままでサボっていた分、無心で。

「おや?いけるの?」と期待したところで終了。

530回。

 【スイング100回】

ぶれぶれでした。